認知症についてのよくある質問をまとめました。
認知症って治るの?
認知症の根本治療は難しいと言われています。
しかし、食事や生活習慣を見直し改善し、適切な訓練を継続して行くことで「何度も同じ事を聞く」、「料理中に火をつけっぱなしにする」、「道に迷うって帰ってこれなくなる」といった症状を改善することはできます。
認知症予防の脳トレや体操をしているが効果がみえない。他で行っている事と何が違うの?
脳トレや運動を行うことでの脳血流がよくなりに認知症予防に効果があるとされています。
しかし、それだけでは不十分です。全身の血流が良くないと脳の血流もよくなりません。水分不足や内臓の機能低下は血流が悪くなる原因になります。
むくみや冷えがある際は全身の血流が悪くなっている事が考えられます。特に水分を500㎖以下の方は要注意です。当施設ではご利用時に、500㎖を目標に水分摂取を促していきます。水分摂取が少な方、まずは水分をこまめに摂取することから始めてみてください。
認知症と内臓の機能は関係があるの?
内臓は生命を維持していくために様々な働きをしています。例えば、心臓や腎臓の働きは血液の循環に大きく関わってきます。また、内蔵の機能低下により疲れやすさや慢性的な疲労がみられることがあります。しかし、高齢者は感覚が鈍っていたり、慢性化してしまい気づいていない事もあります。そこで考えてみてください。倦怠感や疲労は続いている時はどんな気分ですか?「イライラする」、「やる気が出ない」、「集中できない」といった状態になるのは認知症に限ったことではないかと思います。ですから内臓の機能しっかり評価しケアしていく必要があります。
認知機能の低下も心配だけど、身体機能の低下や転倒も予防していきたい。そういった訓練も行ってほしいけど…
ご安心ください。当施設での機能訓練の考えとして筋力・体力向上のための運動や痛み等に対してマッサージ等は当たり前に行うこととしています。ただ、当たり前に行うのではなく理学療法士等の門スタッフがが個々の能力や状態に合わせて効果的な運動が行える事を目指しています。